独立を視野に入れているパパママに注意!優先して国民年金保険料は支払おう!!

自営業者のパパママ、これから独立を視野に入れているパパママ。

国民年金保険料をしっかり支払っていますか!?

実は自営業者の中には無年金の方もそれなりに存在し、全体で約4割の方が未納という数字が出ています。

「支払っても将来本当に貰えるか不明だし・・・」

未納の方の最大の理由はこれ!

ですが、自営業者にとって国民年金保険料は最優先で支払うべきもなのです!

節税になるし、老後だけでなく毎年助かります。

今回は国民年金についてガッツリと紹介していきます。

投資や金融商品に支払う余裕があるのであれば、最優先は国民年金です!

目次

死ぬまで貰える保険は公的年金しか存在しない!

自営業者のパパママが国民年金を未納になりがちな理由は、会社勤めだと社会保険料は全て会社側が手続きを進めてくれ毎月給料から天引きで支払われているからです。

自営業者は強い意志をもって、自分で国民年金保険料と健康保険料を支払う必要があります!

とはいえ、国民年金保険料の納付は義務なので支払わなくてはいけないものです。

どうせ支払うのであれば、いくら貰えるのか、どんな保障があるのか、他にはメリットがないのか!?

と、貴重なお金を納付するわけですから勉強するべきだと思います。

そうすると、驚くのです!

「これは、国民年金保険料ありなのかも・・」

国民年金の最大の魅力!民間にはない終身年金ということ!!

では、そんな国民年金。

皆さん、老後にお金を貰えるものという理解だと思います。

その認識は間違っておりません。

ただ、死ぬまで貰える年金というのは、国のシステムである国民年金しかありません!

民間の個人年金商品は、受け取れる期間が決まっている確定年金と呼ばれるものがほとんどです。

保険料は高額だったり、保険会社の経営破たんのリスクも存在します。

ちなみに、日本人の平均寿命は男性で80.5歳、女性で86.83歳となっており、平均より長生きすることも全然考えられますよね。

生きている限り貰える年金は国民年金しかありません!!

払込総額と貰える金額の損益分岐点はどれくらい?

死ぬまで貰えるといっても、払い損になるんじゃないの!?

家計の相談で無年金の方と話すとよく聞く疑問です。

そういう方には、丁寧に一緒に計算をしてあげるようにしています。

せっかくなので、簡単に計算してみましょう。

2017年度現在、国民年金の月額保険料は1万6260円。

全期間納付すると40年で12ヵ月となるので、支払い合計は780万4800円!!

老齢基礎年金の支給は65歳なので、繰り上げ受給などせず、65歳で貰える金額は、

年間77万9300円!

支払額を年間支給額で割ってみると、

780万4800円÷77万9300円=10.015141

約10年で元が取れる計算となります。

日本人の平均寿命は男性で80.5歳、女性で86.83歳。

今後の医療の進歩などもありますし、平均より長生きする可能性は高いです。

生きている内は毎年、この額が確定して貰えるのが国民年金。

平均寿命で亡くなると仮定しても、男性で5年、女性では16年もお得と言えます。

未納期間の存在などもあると、受給額は少し減額されるので満額のシミュレーションとはなりますが、

国民年金は10年貰えば損益分岐点を超えるということは覚えておきましょう!

国民年金は死ぬまでの保障だけではない!毎年得する節税効果も!!

死ぬまで貰える終身年金!そして10年間でもとは取れる!!

これだけで国民年金保険料は払い損とは言えないですよね。

でも、それだけではありません。

今までの話は、国民年金のメインともいえる老齢基礎年金の話。

国民年金には障害を負ったときに貰える障害基礎年金。

死亡した時に家族に支給される遺族基礎年金。

そして、毎年の確定申告にて支払った保険料は全額社会保険料控除扱いとなり、大きな所得控除となります。

ここまで保障が手厚く、大きな節税効果のある保険は民間では存在しません!!

未納期間があっても大丈夫!年金受給資格は10年に短縮されています!

とはいえ、自営業の立ち上げ時期は資金繰りも大変なもの。

国民年金保険料を経済的な理由からどうしても払えないこともあるでしょう。

その際は、免除制度や分割納付制度があるので無視をするのではなく簡単な手続きだけ済ませておけばOKです!

さらに平成28年11月に年金機能強化法という法律ができ、今まで受給資格を得るには25年間以上の納付期間が必要だったのが、

なんと10年間に大幅短縮されました。

過去に様々な理由や考え方があり、納付出来なかった時期がある自営業のパパママも大丈夫です!

10年払えば年金は貰えます!!

後納制度で5年までの年金は支払える!!

ちなみに、過去5年以内の事情があり年金を未納の方は、5年に限り後納制度が存在し、さかのぼって納付が可能です!

ただし、平成30年の9月までと現状は決まっているので、未納者は急ぎましょう。

では実際に自営業のパパママは年金をいくら貰えるの!?

ここまで丁寧に読み進めてくれた自営業のパパママは、国民年金も悪くないじゃん!

と考え方の変化があるのでは!?

よく年金は建物に例えられ、

1階を国民年金
2階を厚生年金
3階を共済年金

自営業者はこの1階部分だけで、受け取る額が少ないのも事実です。

だからこそ、確定拠出年金や小規模企業共済などで自身で年金や退職金を作るのがベストと言えます。

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自営業のパパママはいったいいくら貰えるのか!?

納付状況に応じて簡単なシミュレーションをしてみましょう!

老齢基礎年金は生年月日が、昭和17年4月1日以前と4月2日以後で計算が少し変わります。

この記事を読んでいただいている方は、昭和17年4月2日以後だと思いますので、以前は割愛します。

未納期間がある方は、5年さかのぼって支払うとして、今後毎月支払うと仮定して上記表を見てください。

実際に計算してみたい方はこちらの簡易計算式を活用してください。

40年払って約78万円。

年額です!月額ではありません。

自営業者のパパママは少ないと感じるかもしれませんが、それでは生きてる限り貰える年金の確保は非常に大切です!

月400円の付加保険料で自営業のパパママの年金増額!!

自営業のパパママは国民年金は満額でも79万9300円!

月額になおすと6万5000円ほど。これでは当然生活は難しいですよね。

ちなみに会社勤めの方には、厚生年金として平均15万円ほのの受給額が加算されています。

厚生年金部分がなり自営業の方は、自身で年金を増やす必要があると言えます。

おススメは確定拠出年金と小規模企業!!

同じような制度で、1991年に会社員と自営業者の年金額の差を解消するために、国民年金基金という任意加入の公的年金制度も出来ました。

しかし、近年掛金の増額、予定利率の低下、途中の脱退は原則不可、20年程度加入していないと掛金を上回らない・・・

確定拠出年金と合わせて上限が月に6万8000円までと決められており、全額所得控除が適用されるので、確定拠出年金がベストです!!

ただ、他にも月額たった400円で年金が増額する仕組みもあるので、自営業のパパママは加入マストです!!

月額400円を支払うだけで年金増額できる「付加保険料」

付加保険料は、自営業者を中心に国民年金第一号被保険者が利用できる仕組みです。

たった月400円で年金が増額するので、必ず加入するべきです!

どれくらい増額するのかというと。

200円×付加保険料納付月数

仮に40年間、付加保険料を利用したとすると、年金額がなんと96000円も増加します。

40年での支払い総額は192000円なので、2年で元がとれる計算です。

月に直すと、8000円もの増額で、400円の負担が一生返ってきます!

10年でも年額24000円です。

こちらも国民年金基金との併用はできないので、付加保険料と確定拠出年金との併用が自営業パパママにはベストな組み合わせです!

いかがだったでしょうか!?

自営業者のパパママにむけて、普段家計の見直し相談でアドバイスする内容の一部をまとめてみました。

国民年金を最優先で支払うべき理由が少しでも伝われば嬉しいです。

民間の個人年金などの金融商品や投資にまわしているお金があって、国民年金が未納な自営業のパパママもいます。

そういった方が、まず5年間の後納制度を活用し、民間の商品を解約してでも支払う価値があります。

国民年金
付加保険料

という土台をしっかりと固め、確定拠出年金小規模企業共済を備えることで、明るい将来に向けて着実にそなえる自営業パパママに変わります!

確定拠出年金と小規模企業の検討と同時に、必要最低限の保障で家族の将来を狂わせない準備も進めていきましょう。

おススメは専門家に一番安い保障を買える商品を聞くこと。

ひとつ、ひとつ自身で調べ資料請求で比較するのは非効率です。自営業者の時間は資産です!

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