妊娠・出産を機に長く勤めた会社を退職!
このケースを迎えるパパママは非常に多いのではないでしょうか?
無事退職をして「ホッと一息」と言いたいところですが、実は退職したママにとって、しなければ確実に損をする手続きが『期限付き!』であります。
このページでは退職ママの損を特に変える方法を紹介していきます。
収入に対して払いすぎた税金を取り戻す!所得税還付申告
年度の途中で退職したママがする損をしない手続きの一つが所得税還付申告です。
還付とは戻してもらうこと。つまり在職中に既に支払済みである所得税を戻してくださいという手続きです。
会社員の方を中心に確定申告をされたことがない方は多いです。
毎月の給料より所得税は天引きされており、この金額は見込み年収額から計算された暫定額です。そして年末調整にて正確な金額へと精算しています。
この手続きの流れの中で退職ママ自身がすることはあまりなかったはずです。
会社が計算してくれ、手続きを進め、税金も納めてくれているわけです。
ですが年度の途中で退職したママはどうなるでしょうか?
年末調整を受けることができません!
見込みの年収より実際の年収が低いことが多いため税金を多く納めている可能性が高いです。
しかも放置では損をしてしまいます。
そうならない為にも所得税還付申告の準備を進めていきましょう。
所得税還付申告をするために保管しておく書類一式を知ろう
所得税を返してください!
と所得税還付申告のイメージとしては間違っていません。
正確にはニュアンスが違うのですが、返してもらうのなら正当性を証明する必要があります。
正しい所得を証明し納税額を確定する手続きそれがいわゆる確定申告です。
退職者の所得税還付申告も言ってみれば確定申告のことです。
せっかくなのでこのタイミングで毎年訪れる手続き方法と必要書類などを学んでおきましょう!
退職ママの準備する書類
- その1 源泉徴収票
- その2 生命保険、損害保険の保険料控除証明書
代表的なものは上記二つ。
その他には退職後に支払った社会保険料の納付書や国民年金の納付書なども保管しておきましょう。
また医療費控除なども重要です。
源泉徴収票には、勤務先や給与所得者の氏名、給与所得額や源泉徴収税額、社会保険料、控除額などが記載してあり、1年間の所得額や納税額を証明する正式な書面となります。
生命保険や損害保険の控除証明書とは、確定申告には1年間に支払った保険料について控除できるよう記入欄が存在します。
金額を正確に記し控除を受けましょう。
10月から11月には契約している保険会社より支払った保険料の証明書となる控除証明書が届きます。
こちらも大切に保管しておきましょう!
ちなみにここでいう保険料には、死亡保険、医療保険、がん保険、自動車保険や住宅保険、地震保険なども含まれます。
加入しているのであれば各社の控除証明書が使えます。
源泉徴収票に各種控除証明書。
準備が出来たら翌年1月頃に確定申告書を入手して必要事項を記入していきましょう。
源泉徴収票の見方!ここがゼロでなければ所得税が戻ってくる!?
所得税還付申告をしようと準備を進めてくと、まず源泉徴収票の確保が必須となることは説明しました。
ですが、源泉徴収票はどこをどう見ればいいのか難しいです。
ここでは源泉徴収票の簡単な見方の一部を紹介していきます。
ある箇所の数字がゼロでなければ、所得税が戻ってくるのが一般的です。
確認して手続きを進めるやる気を出しましょう。
まず知りたいのは年収(額面)ですよね。
①の部分にかかれている額があなたの年収となります。
年収は何も差し引かれていない会社から支給されるお金です。
ここから各種税金や社会保険料などを引かれて手取りとなります。
続いて所得です。
②の部分にかかれている額があなたの所得となります。
この額に対して所得税が課税されています。
年収より急に少ない額が記入されていますが、これは給与所得控除と呼ばれる国税庁が定めて金額を差し引いた金額となっているからです。
詳しい説明はここでは割愛します。
それでは本番。
どこの額がゼロでなければ退職ママは所得税還付申告でお金が戻るかどうか判明するのでしょうか?
答えは③の部分!
源泉徴収額という部分で、ここが1年間に退職ママが支払った所得税額となります。
ここがゼロでない方がほとんどだと思いますので、お金が戻る確信を得たら手続きも頑張りましょう!
ちなみに、手取りはどう見るのかも学んでおきましょう。
手取りとは実際に振り込まれる自由に使えるお金の額のことですよね。
①の所得-③所得税額-④社会保険料= 手取り
ざっくりとはこう覚えておきましょう。
退職ママの所得税還付申告まとめ
所得税が戻ってくると判明したら面倒と思わず手続きに挑戦してみましょう。
所得税還付申告まとめと手続きの流れ
- 年度途中で退職したら確定申告
- 源泉徴収票は厳重保管
- 生命保険や損害保険の控除証明書も厳重保管
- 年が明けたら確定申告書を入手して記入
- 完成した書面を税務署に提出
- 申告より1~2ヵ月で還付金が振込完了!
確定申告自体は退職の翌年1月~5年以内という期限が長いですが、昨年の申告はその年に澄ませておかないとそのまま放置となる方が非常に多いです。
税務署の窓口の職員の方、大型駅構内にある還付申告センターなどに行くと不明点も丁寧に教えてくれます。
奮い立たせて頑張って手続きを完遂しましょう。
更にお得な確定申告の効果!頑張った分の恩恵はあります!
退職ママの確定申告での効果は所得税還付だけではありません。
何と手続きをすることで住民税が下がる可能性も大なのです。
確定申告をすることで課税所得が下がれば、その分翌年の住民税が下がるというわけです。
妊娠・出産期は面倒な手続きが多いかもしれません。
ですがママとして子どもの将来、家族の幸せのために賢く貯蓄していくことは大切です。
稼いだお金を増やすことと同じくらい、出ていくお金を減らし守ることも大切なことです。
その役割をママが出来れば家庭はさらに円満になっていくこと間違いなしです!
退職ママはお金を守り増やす貯蓄堅牢ママを目指してみましょう。
家計と保険の見直しで貯蓄を加速させよう!
続きは以下から要チェック!