自宅は賃貸派のパパママはどんな住居に住んでいるでしょうか?
妊娠中や産後に家族が増えると、賃貸住宅に住んでいる多くの先輩パパママは住居について真剣に考えることになります。
月々の固定費の中でも高額となる家賃。
可能な限り安く抑えたいものですが、広さや立地や駅までの距離など利便性も大切です。
狭いなら安く。広ければ高い。
近ければ高く。遠ければ安い。
と、全てに満足して現在の住居を借りているパパママはいないでしょう。
さらには家族が増えることになり、今後現状の部屋では手狭になるかもしれません。
今回は、住まいとお金の密接な悩みの解決策のひとつであるUR賃貸について詳細を紹介していきます!
既に持ち家の人も知っておいて損はありませんよ。
賃貸不動産は条件が合えば良質な物件にお得に住める!!
皆さんは現状どのような形で自宅に住まわれているでしょうか?
不動産を購入しているか?
不動産を借りているか?
ほどんどの方が上記のどちらかでしょう。
不動産を購入している方は月々のローンに維持費や固定資産税などがかかりますが、賃貸の場合は家賃や更新料といった支出がメインですよね。
どちらが得かという話は今回は割愛しますが、賃貸物件に住んでいる方は、ある条件に合えば、もっと広くて高品質な物件に安く住むことができるかもしれないのです!
その仕組みとは、UR賃貸と特優賃の利用です!
UR賃貸の魅力を簡単に説明すると、礼金、仲介手数料、更新料、保証人が不要な優良物件のこと。
特優賃(特定優良賃貸住宅)は、礼金、仲介手数料、更新料が不要な優良物件のこと。
パッと見同じようですが、制度自体は全く異なる物です。
ここではUR賃貸を中心に特優賃との違いや魅力を見ていきましょう。
そもそもUR賃貸とはどんな賃貸物件のこと?どんな制度なの!?
UR賃貸は全国で約75万戸もあり、物件を所有しているオーナーは独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)となります。
過去に多く作られた、いわゆる団地(公団住宅)を賃貸物件として、全国で一番物件を所有している大家さんが貸してくれるというわけです。
団地といっても、UR都市機構が管理から運営、リフォームなども手掛けており、高品質な住環境が実現しています。
国が管理している賃貸物件と覚えておけば良いでしょう!
それに対して特優賃は民間が運営している物件に対して、国が家賃補助をしてくれる仕組みとなっています。
UR賃貸のメリットは何がある?
その1 初期費用が明確!
UR賃貸は入居時の初期費用が明確に定められています。
家賃2ヵ月分の敷金
日割り家賃
共益費
上記の合計額だけ。礼金はありません!
敷金が高くなることはありませんが、キャンペーンで安くなるケースもあります。
ちなみに鍵の交換費用もかかりません!鍵の交換代って地味に高いですよね。
その2 仲介手数料もなし!
通常不動産会社などに払う仲介手数料もありません。家賃の50%程が相場な仲介手数料がなくなるのは大きいですよね?
さらに初期費用を節約できるわけです。
その3 更新料は一度もなし!
気に入った物件には長く住みたいもの。ですが、節目節目にかかるのが更新料という名の支出・・
UR賃貸は更新料も更新手続きも一切ありません!
その4 退去時の負担も事前に定められている
不動産賃貸の大きな問題となるのが、退去時の精算・・・
現況回復義務というのですが、どこまで払わなくてはいけないのか、あいまいなことが多く、トラブルの種となることが多いです。
UR賃貸であれば、経年劣化は基本的にUR都市機構が負担してくれます。
平成26年度の下半期の退去時のお客様負担額平均は何と3万円ほどだったそうです!
その5 安心企画の住居を提供
UR賃貸は鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造!
さらに耐震診断や耐震改修にも取り組んでおり、安心規格と言えます。
最近では無印良品と提携してお洒落な物件もあります。
民間賃貸住宅と比べて高品質と思って間違いありません!
とメリットをあげると上記5つ!
さらにはUR賃貸は保証人もいらず、入居条件を満たしてさえいれば、手続きも簡単と言えます。
ちなみに入居は基本的には先着順に受付けており、良い物件に出会えれば入居まではすぐです!
ではそんなUR賃貸を利用できる入居条件とは何なの!?
メリットが多いということは、誰でも入居できるわけではありません!
入居条件があり、きちんとそれを審査されます。では審査のための条件はなにがあるのでしょうか?
入居希望者の申し込み資格
その1 日本国籍を持つ、在留カードか特別永住者証明書の交付者
その2 入居開始可能日から1ヵ月以内に入居する
その3 反社会的勢力の関係者ではない
その4 収入と貯蓄が基準額以上ある方
以上4点!
実質その4の収入と貯蓄の部分だけと考えて大丈夫ですね。とはいえここが一番問題だったりします。
詳しく見ていきましょう!
UR賃貸を利用できる収入や貯蓄はどれくらいあれば良い!?
まず初めに知っておいて欲しいことは、定められた基準となる数字は厳守され少しでも足りないと申し込みすら出来ません!
逆に言えば、基準内であればUR賃貸を利用可能なので、通常の賃貸物件選びと違った角度で高品質な物件を低コストで探すことが出来ることを意味します。
収入の基準はどれくらい?
平均収入額が家賃の4倍、または33万円以上
※20万円を超える住宅の場合は40万円以上
平均収入とは所得の証明できる年収を12で割ったものです。
貯蓄の基準はどれくらい!?
家賃の100倍となる貯蓄額
※平均収入額が基準月収額の2倍以上の場合は家賃の50倍の貯蓄額
家賃10万円の物件なら1000万円もの貯蓄が必要となります。これが中々ハードル高く、UR賃貸を知っていても利用できない壁となっています。
単身者の場合や同居親族の収入などによって条件も若干変わります。
詳しくはUR都市機構のHPへ
保証人もなしで、様々なメリットを享受できる以上、高い基準は不可欠とも言えます。
基準の月収額は同居の親族と合算することは出来るので、合算での基準月収を超えるような物件探し、収入アップ、そして節約をして貯蓄を作っていきましょう!
貯蓄は将来的に分譲住宅の頭金にしても良いですし、頑張って貯蓄を積み重ねていきましょう。
UR賃貸の条件を貯蓄目標のひとつにするのもいいですね!
条件をクリアしたパパママ限定でさらにお得なコソダテUR!!
厳しいUR賃貸入居基準をクリアできたパパママには、UR賃貸のメリットを更に上乗せできる仕組みが2014年より利用できるようになっています。
その名もコソダテUR!
簡単にいうと、最大9年間家賃を20%サポートしてくれます。
上限は25000円。
とはいえ、全てのパパママが適用されるのではなく、UR賃貸の入居条件を満たし、さらに以下の減額要件を満たすことで家賃補助を受けらる仕組みとなっています。
出典 UR都市機構
サポート適用の条件
その1 18歳未満の子供がいるパパママか、結婚5年以内の夫婦ということ。
※子育て世帯最大6年、新婚世帯最大3年の合計9年間
その2 世帯の所得合計が月25.9万円以下
※3人家族で年収約551万円以下、4人家族で約598万円以下
10万円の家賃だとしたら、月々20%の減額で2万円分も得に!
毎年度審査はありますが、これも条件に合えばぜひ活用したい制度です。
賃貸派パパママはUR賃貸も検討しよう!まとめ
いかがだったでしょうか?
UR賃貸の条件に現状は満たしていなくても、制度自体を知り、節約意識を持ち貯蓄目的のひとつにするのはどうでしょうか!?
収入条件を満たしたら、あとは貯蓄!
将来必要な資金作りとして頑張っていきたいところです。
ちなみにUR賃貸には、他にもそのママ割やU35割など、3年間の定期借款契約で月額家賃が割引される制度もあります!
お金に関して、知らないで損をしていることはたくさんあります。
だからこそ、妊娠中からパパママ協力してお金の勉強を真剣にすることが大切です。
目指せお金に強い家計!!