学資保険に限らず、保険をしっかりと勉強をして自分にピッタリな商品を見つけるために、または提案した商品が良い保険と判断するには、最低限の知識が必要だったりします。
当サイトでは可能な限りわかりやすく学資保険の紹介としていますが、中には用語の意味をしっかり理解しておくことで商品全体の深い理解に繋がることも多々あります。
ここでは箇条書きにて学資保険に関わる用語を紹介していきます。
目次より調べたい知りたい用語をクリックすれば該当箇所に飛ぶことができます。
学資保険の「契約」に関する基礎用語解説
契約者(保険契約者)
保険会社と保険の契約を結ぶ人のことで、学資保険の場合はパパかママになることが一般的に。
祖父母を契約者にすることも出来る学資保険もあるが保障がある分、保険料が割高になる。
学資保険は契約者のものであり、変更や解約など全て契約者が行うことが出来ます。
離婚時などの財産分与の際は要注意です!しっかり名義変更もしないといけません。
被保険者
保険の対象となる人のことで、学資保険の場合は必ず子どもになります。
基本的に0歳の時に入るのが満期までの期間が最も長くなり、返戻率も高くなります。
学資保険の商品毎に加入できる被保険者である子どもの年齢が違う。
受取人
学資保険の祝金や進学学資金、そして満期学資金を受取ることが出来る人のこと。
契約者がそのまま受取人となるのが自然で、ここが異なる人物になると受取時に贈与税の対象となる場合もあるので、契約者と受取人は同一人物にしましょう!
申込人
学資保険の契約を申し込んだ人のこと。
契約が成立すると契約者という扱いになる。
後期保険契約者
契約者が亡くなった場合に、学資保険の契約を引き継ぎ人のこと。
契約時に被保険者や配偶者や祖父母などから1名指定しておくことで、保険契約の全ての権利を円滑に引継ぎできるようにします。
学資保険は契約者の死亡時には以後の保険料の払込は免除となるのがほとんどで、保険料の支払負担が後期保険契約者に引き継がれることはありませんが、受取などの手続きを行う人物として指定しておく必要があります。
指定代理請求人
基本的には学資保険の手続きや受取には、契約者や受取人が行いますが、特別な事情がある場合に指定代理請求人が、受取などの請求や手続きを行えます。
一般的に指定代理請求人になれる人は、3親等内の親族となります。
学資保険の「受取」に関する基礎用語解説
保険金
学資保険でいう保険金とは、満期保険金のことで保険期間満了時に支払われるお金のこと。
保険金を受け取ることで学資保険の契約は終了します。
また満期での保険金以外に、被保険者が保険期間中に死亡した際に受取るお金を死亡保険金といい、一般的にそれまでに払い込んだ保険料相当額が支払われ、保険契約が終了します。
給付金
保険期間中に保険契約で定められた支払事由が生じた際に、保険会社から支払われるお金のこと。
言いかえると受け取っても保険契約は消滅しない、学資保険でいう祝金や進学学資金、学資給付金などと呼ばれるお金のこと。
育英年金
養育年金という名前の学資保険の保障もありますが、内容は同じで、契約者の死亡時より毎年決められた金額が受け取れる制度。
学資保険の商品によって死亡時だけでなく、高度障害状態、がんや身体障害状態など幅広く給付条件が適用されるものもあり。
育英年金を受け取っても保険契約は満期学資金を受け取るまで継続する。
解約返戻金
解約払戻金という事もあり。学資保険を途中で解約することで、保険契約終了とともに契約者に戻ってくるお金のこと。
学資保険を途中で解約するとほぼ元本割れを起こし損をすることになります。特に保険料の払込期間中の場合は払い込んだ保険料より必ず目減りした金額が解約返戻金となると認識しておくこと。
学資保険は途中解約をしないことが一番大切です。
契約時より月々の保険料負担が小さい金額にすること!
学資保険の「支払い」に関する基礎用語解説
保険料
学資保険の契約者が保険会社に支払うお金のこと。そのままです。
まとめて払えば払うほど返戻率を高めることが出来るのがポイント!
月払い
保険料を毎月、決められた日に支払う方法。
半年払い
保険料を半年ごとに、決められた日に半年分をまとめて支払う方法。
年払い
保険料を毎年、決められた日に1年分をまとめて支払う方法。
一時払い
保険料の一時払いとは、保険の全期間の保険料を全て一度に払込む方法。
支払いの完了で保険料の支払は以後なくなります。
まとまった資金があり、投資などの運用資金にしないのであれば学資保険の一時払いはおすすめ!返戻率を一番高くすることが可能な契約と言えます。
注意点は保険料を一度に全て払込完了するので、将来的に保険料払込免除の対象となることが起きても既に払込は終了しているので適用されません。
全期前納払い
一時払いと同様に、保険の全期間の保険料を全て一度に払込む方法。
基本的には年払を選択した契約者が可能な支払い方法となります。
一時払いとの意大きな違いは、保険料を保険会社があくまで預かっているだけで、翌年以降の年払い保険料は毎年の保険料支払い日に充当していくことになります。
よって保険料払込免除の対象となることが起きた場合は、預けている保険料が返金されることになります。
保険料払込免除
学資保険の契約者が死亡や高度障害状態になった場合に、以降の保険料支払いが免除となる制度。
保険料の支払がなくなったからといって保険契約は終了せず、給付金や保険金を貰うことが出来る。
学資保険商品によっては、ガンや所定の身体障害状態でこの保険料払込免除が適用されるなど、幅広い保障を売りにしている商品もある。
元本割れ
学資保険を語る上で避けてはいれない用語の1つで、支払保険料総額より受け取る給付金と保険金の総額が少ないこと。
ようは損をするという意味。返戻率が100%を下回ること。
保障が手厚い学資保険の場合は、貯蓄部分と保障部分をまとめているため元本割れを当然のようにします。
返戻率
受取率という事も。
受取る給付金と保険金の総額に対して、支払った保険料の割合のこと。
返戻率の計算式 | 給付金と保険金の総額÷支払保険料総額×100 |
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昨今の学資保険の主流はシンプルに返戻率を少しでも高めるような商品がパパママに人気です。
2017円の予定利率引き下げによる商品代改定により、多くの学資保険も全体的に返戻率を下げることになりましたが、まだまだ110%近い返戻率を狙うことは出来ます。
学資保険に関する「その他」用語解説
基本契約
学資保険の主契約ともいう。保険契約の基本となる部分のこと。
契約応当日
学資保険契約中に迎える毎月や毎年の契約日のこと。
給付金支払い日を決める際にこの契約応当日とする学資保険が多い。
保険期間満了日
学資保険の契約が終了する日のこと。
一般的な学資保険の保険期間満了日は、満期年齢に達した直後の契約応当日が多い。
出生前加入
子どもが生まれる前に学資保険に加入すること。
一般的に出生の140日前から可能となる学資保険が多い。
祝金の据え置き
本来決められた時期に祝金を受け取るはずが、給付金を貰わずそのまま保険会社に預けておく制度。
預けている期間は一定の利息がつき、さらにいつでも引き出すこともできる。
契約者配当金
学資保険の商品によって配当金が貰えるものもある。
配当金は保険会社の予測以上の収益が発生した場合に契約者に割り当てられる余剰金のこと。
責任準備金
保険会社が将来支払う給付金や保険金のために積み立てているお金のこと。
保険会社は保険業法によって責任準備金を積み立てておくことを義務付けられている。
保険会社の倒産リスクを避けるために、責任準備金の額や格付け、ソルベンシー・マージン比率を確認しておこう。
ソルベンシー・マージン比率
いざという時の保険会社の保険金支払い能力を示す指標です。
ソルベンシーマージンが0未満になると、金融庁から業務停止命令が出ます。つまり保険会社が強制的に破たんさせられます。
保険会社を選ぶ際にはとても重要なもので、200%を下回ると金融庁により早期是正措置命令が発動されるそうな。
現在学資保険人気NO.1のソニー生命は、2568.8%という数字。
特約
保険の主契約をさらに充実されるために、主契約にない契約を付与するもの。
特約だけの契約は出来ない。
特則
学資保険の主契約や特約にあらかじめ組み込まれている約束のこと。
特約と違い外したりも出来ない。
約款
保険契約について事細かく取り決めた条項のこと。
保険契約時に渡される分厚い冊子。保険会社によっては電子版のことも。
隅から隅まで読んだことのあるパパママはいないはず。
支払事由
保険金や給付金を保険会社が支払う理由のこと。
クーリングオフ
周知の通り、決められた期間に限り、無条件で契約の解除が出来る制度。
法律上は契約日から8日以内としていますが、保険会社によっては8日より長い期間を設定している。
告知義務
保険の契約をする際に、過去の健康状態や現在の職業などの情報を偽りなく保険会社に報告する義務のこと。
学資保険は保険料払込免除などの保障部分が存在するため、告知内容によっては審査が通らず、契約できないこともあります。
告知義務違反
告知内容を故意、または重過失により報告しなかったり、不実のことを報告した場合のこと。
この場合、保険会社側から一方的に解除することができる。
保険金や給付金の支払も当然されない。
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