夫婦から家族になったパパママにとって、我が子と一緒の明るい将来を考えるのは幸せな時間に違いありません。
ですが、マイホームや子どもの進学、海外旅行といったレジャーには今から計画的な貯蓄が不可欠!
家族の夢を夢で終わらせない為にも、無理のない貯蓄計画を今から念入りに進めるのがオススメです。
生活費の見直しから、通信費や家賃、保険の見直しも非常に大切ですが、その後の貯蓄の方法がコツだったりします。
今回は、家族が夢を実現するための貯蓄方法を紹介していきます。
お金が貯まる家計にする大切な4つのポイントとは!?
お金は意識しないとドンドン、なくなっていくものです。
今稼げているからといって、住む場所を高級マンションにかえたり、入る分を毎月ほぼ全額使ってしまうと非常に危険です。
一度、生活レベルをあげてしまうと収入減などで、生活費を抑えないといけない時に苦労します。
子どもが出来、パパママとなった皆様には、以下の4つの貯蓄が上手な家計のポイントを守り、将来の安定した家計を目指していただきたいと思います。
その1 貯蓄目標をしっかり作る!
当たり前の話ではありますが、漠然と貯蓄しよう!では意志も弱く、日々貯蓄をしていくモチベーションを燃やし続けるのは困難です。
マイホームの頭金を作る!
子どもの教育費として○○円を貯める!
海外旅行3人分の貯蓄を貯める!
など、長期、中期、短期と期間と必要な金額が明確なほど、貯蓄計画は円滑に進みます。
その2 コツコツと継続すること!
貯蓄はある日突然、大きな額が貯まることはありません。
塵も積もれば山となるを体現するのが貯蓄です。だからこそ、サボることなく少額でも毎月貯蓄を続ける姿勢と工夫が大切です。
途中で目標以外の為に、貯めたお金を使うのもおすすめできません!
無理のない貯蓄計画をたて実行していくのがベストです。
その3 可能なだけ早く始めること!
貯蓄は早ければ早いほど有利です。子どもが小学生に入ってから、中学生に入ってからと成長するにつれて、貯蓄額に対しての負担は大きくなります。
月々の世帯収入の多寡は関係ありません。今稼いでいる金額から貯蓄を少しでも早く始め、貯蓄の習慣化がなにより大切と言えます。
その4 貯蓄は先取りが必須!!
家計の見直し相談をすると、貯蓄の入り口で間違えているパパママと会うことも珍しくありません。
その間違いとは、「毎月残ったお金を貯蓄する」という方法です!
これでは効率的に貯まることはないと断言できます。
貯蓄の基本中の基本であり、鉄板の方法は先取りです。
先に貯蓄分を確保して、残った額で生活を回す、そして残った分も貯蓄する。
このサイクルが貯蓄上手なパパママの最大のコツです。
以上4つのポイントです。それでは具体的な方法を紹介していきましょう!
家族で実現した夢や目標を決め、目的別に貯蓄プランを作ろう!
マイホーム、教育資金、家族で叶えたい海外旅行などの夢。
明るい将来のための資金は様々考えることが出来るでしょう。
まずはパパママでしっかりと、今後の教育方針や住宅計画を筆頭に今後どのようなライフスタイルを実現したいか徹底的に話し合いましょう!
ステップ1 実現したいライフスタイルを挙げる
子どもが生まれたら将来、教育費としてまとまった額が必要な時期は予想できます。
マイホームの住みたい家の金額がわかれば、だいたい1~2割の頭金を準備したいところ。
例えば中学卒業までに400万円貯蓄したい!毎年どれくらい貯めれば作れるか?
4000万のマイホームに〇年後に住みたい!というのであれば、400万~800万の頭金を貯める!
といった感じです。
子どもが小学生になるまでに、家族そろって海外旅行に行きたい!のであれば、金額を大雑把で良いので調べてみて目標額を知りましょう・・
実現したい夢や予定をある程度決めたら、優先度の高いものから目的別に分類しておきましょう。
ステップ2 現在の貯蓄含む家計の状況を確認しよう!
現在のパパママの資産を確認していきます。
預貯金、不動産や車、株券などざっくりとでよいので現在の貯蓄額がいくらくらいなのか計算しましょう。
現在の貯蓄額と将来必要な貯蓄額が判明したら、あとは目的ごとにどのように貯蓄するか計画していくだけです。
ステップ3 目的ごとの貯蓄計画を決めていく!
現在の貯蓄額を差し引くことで、○○年後までに○○万。□年後には○○万が必要!
と、ある程度具体的な期間とあといくら必要なのか判明します。
ここから、毎月の給料やボーナスでどのように貯蓄していくか決めていきます。
主に、教育資金、住宅資金、旅行や車購入などの夢資金にわけて貯蓄計画と方法をわけるのがコツです。
ステップ4 貯蓄可能額を決め、目的別に予算を割り振る!
ここで無理な金額を出すと、毎月の生活がかつかつになったり、途中で計画が頓挫しかねません。
ある程度余裕を持って、月々の貯蓄可能額、ボーナスの貯蓄額を決めましょう。
例えば、月々5万円、ボーナスは全額貯蓄が可能としたら、
ボーナスは全て住宅の頭金やローン返済に。
月2万円を教育費に。
月2万円を住宅貯蓄に。
月1万円を夢資金に。
といった分類です。
この計画でいくと中学卒業までの15年間で教育費は360万円貯まります。
さらに児童手当をそのまま手を付けずに貯めると、約198万円にはなりますので、合計で558万円にもなります。
無理のない金額を毎月、早い時期からスタートすることが大切なのは間違いありませんね!
それではどのように目的ごとに貯蓄をしていくのが良いのか紹介していきます。
先輩パパママが利用している貯蓄方法ベスト3は何がある!?
貯蓄の基本は先取り!
あくまで貯めることが最優先なので、増やすことに特化した金融商品などではなく、安定的に貯めるものが好まれます。
ある程度貯蓄額がまとまってからの投資などは悪くありませんが、まずはコツコツ積み立てがベスト!
パパママの貯蓄方法ベスト3はコレ!
第1位 学資保険
第2位 自動積立定期
第3位 財形貯蓄
となっています。学資保険は断トツの一番人気ですね。
ただ、2位と3位についても聞いたことがあるのではないでしょうか?
学資保険含め、共通しているのは貯蓄の強制力と言えます!
給料の天引き、口座自動引き落とし、口座振替などの仕組みとなっており、先取り貯蓄を自然と実現できるのがポイントです。
先輩パパママの活用第1位「学資保険」の特徴とは?
学資保険とは生命保険会社が販売している、教育資金の積み立てを目的といた生命保険商品のこと。
特徴は保険料を毎月コツコツと払い込んでいき、契約時に決めた満期の時期に満期金を貰える仕組みとなっています。
途中で契約者であるパパママのどちらかが亡くなった場合には、保険料の支払いは免除となり、満期金も予定どおり貰えます。
貯蓄のオススメ目的
教育資金
学資保険のメリット
子どもの年齢によって計画的に教育資金を準備できるのが人気の理由。
払い込んだ保険料総額より、受け取れる満期金総額が増える商品もあるのも大きなメリット。
加えて、簡単には引き出せないので貯蓄が苦手なパパママにとって確実に貯めていけるのが大きなメリットと言えるでしょう。
学資保険の注意点
途中での解約をすると、損をすることが多いのには注意が必要!
予定より早くお金が必要となったりすることもあるので、学資保険で教育資金の全額積み立てるのではなく、学資保険を2契約に分散したり、他の貯蓄方法との併用がオススメです。
学資保険に関しては、少し前の商品に比べて増える割合がどんどん少なっております。
今では学資保険ではなく、終身保険で大黒柱の死亡保障を準備しつつ、教育資金の貯蓄を同時に進めていく方法も人気のです。
先輩パパママの活用第2位「自動積立定期」の特徴とは?
自動積立定期とは、その名の通り普通預金の口座から、毎月決まった日に決まった金額を自動的に定期預金に振り替えて積み立ててくれる商品のこと!
給料日の後に自動振替を指定日と設定しておけば、残高不足になることなく、毎月先取り貯蓄を強制することが可能なのが大きなメリットです。
月々の積立額も変更できるので、無理のない貯蓄計画を進めることができます。
貯蓄のオススメ目的
教育資金、住宅資金、夢資金
自動積立定期のメリット
自営業の方や、お勤め先で財形貯蓄制度がない人には、身近な金融機関で簡単に申し込むことが出来る。
強制力のある先取り貯蓄手段と言えます。ボーナス月には増額したり、ATMから追加しての積み立ても可能なので、貯蓄のメインとして活用するパパママが多いですね。
自動積立定期の注意点
総合口座とは別にする方法がオススメです。
総合口座とは、普通預金と定期預金が一緒になっている口座と理解しておけば問題ありません。
自動積立で定期預金にどんどん貯蓄をしていくと、この定期預金を担保として一定額の借り入れが可能となってしまいます。
先輩パパママの活用第3位「財形貯蓄」の特徴とは?
財形貯蓄とは、お務め先の会社が提携している金融機関が行う積立貯蓄のこと!
一般財形、住宅財形、年金財形の3種類があり、一般は使い道が自由な積立で、あとは名称通りの目的とした積立となっています。
住宅財形と年金財形では、一定枠まで利息が非課税となったり、3つのいずれかを利用して条件を満たせば住宅資金を低金利で借りることも出来てしまいます。
住宅を購入することを予定しているパパママには、住宅財形はオススメですね。
貯蓄のオススメ目的
住宅資金、教育資金
財形貯蓄のメリット
天引きによる強制力のある貯蓄手段ということは第一。そして利息の非課税や融資特典などあり、会社員で財形貯蓄制度があればぜひ利用したい制度と言えます。
例えば、住宅財形を5年以上経過して実施していると、5年経過分の積立額に関しては住宅目的以外での引き出しも可能となり、柔軟に教育資金への活用などにも対応できます。
財形貯蓄の注意点
一般財形に関しては、現在は助成制度もなく大きなメリットはありません。貯蓄に特化した制度です。
財形貯蓄の金利や積み立て条件などは、勤務先により違うので開始前にはしっかりと確認が必須と言えます。