医療保険はいらない!中々衝撃的な話かもしれません。
既に医療保険を加入しているパパママ、これから保険を準備しようと考えているパパママにとって朗報となる話です。
なぜなら、既に日本に居住している大方のパパママには既に手厚い保障が存在し、あとは少しの考え方と準備をするだけで医療保険の代わりを作ることが出来るのです!
今回は医療保険についての必要性を再度考え、その分を将来の為の貯蓄に回していけるような考え方と方法を紹介していきます。
全10回の家計見直しワーク「はじめに」
前回のおさらい!医療保険はなぜいらないのか!?
医療保険がいらない理由は大きく3つあると言えます。
医療保険がいらない理由① 健康保険証の存在
日本は国民皆保険といえ、市区町村の国民健康保険か勤め先の健康保険に加入している方がほとんどです。
御存知の通り、年齢にもよりますが基本的に医療費の自己負担は3割。
当たり前のように感じているかもしれませんが、この公的保障は素晴らしい制度なのです。
医療保険がいらない理由② 高額療養費制度
続いて健康保険証を持つ我々が利用できる高額療養費制度の利用によって月々の医療費が高額化しないこと。
80100円を超える医療費は自己負担たった1%ですむ制度です。
これにより、大きな病気での手術や入院だとしても、家計を傾けるような経済的な打撃にはなりずらいのです。
医療保険がいらない理由③ 入院事情の変化
医療技術の発達により、年々入院の平均日数は減少しいること。
これにより、重い病気になったとしても1ヵ月前後で退院できる確率の方が高くなっています。
主に上記3つが最大の理由といえますが、他にも
- 傷病手当金など
- 医療保険で貰うのは手間
- 全ての入院手術が対象ではない
- 三大疾病でも長期入院とならない
- 貯蓄がある程度あれば家計は傾かない
- 1000日保障は非現実的
- 女性向け子供向けも必要なし
医療保険なしで手術や入院をすることになったらどうするの!?
では医療保険に加入していない状態で、病気やケガで入院や手術をすることになったら大丈夫なのか!?
皆さんの不安と思うポイントはここでしょう。
大丈夫です!
既に備わっている公的制度の活用や自身で意識して準備しておくことで優秀な医療保険の代わりは作ることができます。
その方法とは貯金です。
なんだそれ・・・
と思うか方もいるかもしれませんが、なんとたった30万くらいの貯蓄があるのなら医療保険の代わりとして考えることが出来ます。
貯蓄30万円で医療保険の代わりになる理由とは!?
なぜ貯蓄30万円なのかというと、仮に1ヵ月の医療費が100万円かかったとしても、まず健康保険の自己負担3割で30万円で済みますよね。
ここで貯蓄30万円が最低限あれば病院の退院時の支払いは問題ありません。
さらに後日、高額療養費を申請すれば、実際に医療費自己負担は8万7430円まで大幅に減額されます!
既に支払った差額、この場合は21万2570円は申請後戻ってくる仕組みです。
仮に退院時に一時的に支払うことになる30万円の負担が苦しいタイミングだとしても、事前申請で支払いが減額される手続きまで存在します。
健康保険がない医療費100万
退院時の支払い 3割の30万円
高額療養費制度を利用した金額 8万7430円
健康保険がない医療費200万
退院時の支払い 3割の60万円
高額療養費制度を利用した金額 9万7430円
健康保険がない医療費300万
退院時の支払い 3割の90万円
高額療養費制度を利用した金額 10万7430円
参考までに一ヵ月でかなりの手術や治療をしたとして、医療費が300万円だとしても自己負担3割、高額療養費制度の利用を経て、我々の支払いはたった11万円くらいなのです!!
仮に数か月入院しての大病を患い格月で300万円の医療費になったとしても、3ヶ月で30万円超の実費で済む計算となります。
だからこそ、貯蓄30万円の手を付けないお金が最低限あれば、不意の入院や手術に見舞われても経済的な打撃はそこまで大きなく、対応できるのです!!
30万円では少し不安というパパママは、50万円まで貯蓄しておけば問題ありません。
しかも、医療保険と違い貯蓄は自由が利くパパママのお金です。
そのまま貯蓄額をどんどん増やし教育費、老後資金を見据えた原資にもなります。
医療保険を解約したお金によってさらに貯蓄のスピードは加速していくことになりメリットだらけですよね。
貯蓄に余裕がない場合の選択肢!短期間で最低限の保障を最安値で準備!
既に30万円の直近で使わないお金があるパパママは、医療保険を解約し、そのまま節約を意識して貯蓄額をどんどん増やしていきましょう!
それが医療保険の代わりとなり、気持ちも前向きになる最善の方法と言えます。
ただ、現段階で貯蓄に余裕がないこともあると思います。その場合はどう備えればよいのか!?
答えは、解約前提で最低限の保障を最安値で準備すること!
つなぎの保障と考えてくれればOKです。では最低限の定義やどこで準備するのか紹介してきます。
最低限の医療保険の中身とは!?
最低限の保障の定義として、「入院日額5000円」がオススメです。
入院1日したとしたら、5000円の給付金を貰える保障という意味です。
そして、入院5日目からのみ保障をするという内容でOKです。
更に、日帰り入院の保障はいりません。給付に必要な診断書が数千円で請求したとしても、手間のわりに手元に残るお金は数千円となるからです。
その他の特約も排除!
FPオススメのつなぎ保険は「都道府県民共済」
都道府県民共済とは、都道府県より認可を得た非営利団体が運営している保険です。
○○共済という名称は目にしたことがあるでしょう。
民間の生命保険と同じように、共済にも死亡保障や入院や手術の保障などの商品があるのです。
オススメする理由① 割戻金の存在!
簡単に説明すると、加入者に毎年お金が戻ってくるのです。
仕組みとしては毎年の決済にて余剰金が出た時に、加入者に分配してくれるようになっています。
各共済や年度によって違いますが、年間で支払った保険料の10%から30%ほど戻ってくることもあります。
実質的な割引とも言えますね。
オススメする理由② 単に安い!
一般的な入院1万円の保障で、日帰り入院も保障の金額は、月2000円。
これは全国一律の価格となります。年間で24000円ですね。
では民間有名保険会社の同様な医療保険の金額を見ていきましょう。
条件は35歳男性で調べてみました。
オリックス生命「新CURE(キュア)」
月額 3672円
メットライフ生命「終身医療保険フレキシィ」
月額 3410円
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「新・健康のお守り」
月額 3417円
アフラック「ちゃんと答える医療保険EVER」
月額 3417円
もちろん、各社商品ごとに若干保障が違うわけなので単純比較は出来ませんが、つなぎ保険として考えた時には、共済が圧倒的に安いです。
オススメする理由③ 実質費用は更に安い!
上記の月額2000円の年間24000円ですが、割戻金を忘れてはいけません。
今回は仮に20%の割戻りの割合として計算してみましょう。
ちなみに割戻率と言います。
24000円の20%なので、4800円が決算後戻ってくることになります。
となると、24000円-4800円なので、19200円が年間実質保険料。
月額になおすと、1600円まで安くなります。
都道府県民共済にはどこでどう加入すればいいの!?
共済保険に加入するには条件があり、都道府県に住んでいるか勤め先があるかとなります。
住む場所か勤め先の都道府県が違えば、どちらかで加入することが可能なわけです。
その際に、気にしたいポイントは割戻率です。
どうせなら、戻ってくる金額が大きいのが良いですよね。実質保険料が安くなるわけですから。
少しでも割戻率が高い方を選択すればOKです。割戻し前の金額は全国一律ですしね。
医療保険は必要なし!自分専用の医療保険の代わりを作ろう!!
つなぎの保険は解約前提で加入すること。
毎月掛け捨ての保険なので、支出には違いありません。
まずは直近で使わない貯蓄30万円から目指し、医療保険の代わりを自分で作りましょう!
もし入院や手術をすることになっても、高額療養費制度の利用や会社員の方であれば、傷病手当金もありますので不安になることはありません。
医療保険はいらない!という意味がわかっていただけたでしょうか?
毎月の支出を極力減らし、準備するべき万が一の必要保障額を最安値で準備する!
これが子どもができたパパママがお金を本格的に意識する第一歩だと考えています。
必要保障額を把握できているパパママは、医療保険の解約含め、最安値で備える収入保障の生活費、定期保険の教育費、終身保険の葬儀費を準備しましょう。
あとはシンプルに安い保険商品を選べばよいので、このタイミングが保険の無料相談を最大限に活用するチャンスです!
知識もつき、必要保障額も計算してきたパパママに強制的に変な保険を勧めてくることはないでしょう。
無料相談を活用する気持ちで、気軽に申し込んでみるのをオススメします。
本当はこの記事を見てくれた全てのパパママに直接話したいですが、非現実的ですしね。