学資保険に母子家庭(シングルマザー)は入るべきか?FPがメリットやデメリットを紹介!

母子家庭(シングルマザー)の方は学資保険に入るべきなのか?

疑問に思っているママもいるかと思います。

結論から言うと、母子家庭(シングルマザー)の方であっても学資保険への加入はオススメと言えます。

とはいえ、夫婦で学資保険に加入する場合に比べて注意するべきことはいくつかあるのでしっかりと押さえておくことが大切です。

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目次

母子家庭(シングルマザー)の方も学資保険の加入メリットあり!

ファイナンシャルプランナーとして結論から言うと、母子家庭(シングルマザー)の方にとっても変わらず学資保険としての加入メリットは充分あります。

大きくメリットをあげるとすると以下3点が挙げられます。

学資保険加入のメリット
・貯蓄より増える!
・保険料の払込免除がある!
・生命保険料控除で節約!

といったところ。

もちろん、第一は経済的に無理をしないことですが、15年、18年と継続して保険料を払っていける見通しがあれば学資保険は母子家庭(シングルマザー)の方にとって強い味方となってくれるでしょう。

1つずつ詳しく説明していきますね。

学資保険メリット1「シンプルな貯蓄より増える」

これは学資保険を検討している方であれば、なんとなくこの部分を期待しているのではないでしょうか?

予定利率の引き下げにより元本割れの学資保険も増えてきましたが、ソニー生命の学資保険やJAこども共済など、まだまだ魅力ある学資保険も加入することが出来ます。

例えばソニー生命の学資保険スクエアでは、無理のない保険料で200万円の教育資金を貯めることは決して難しくないので、ぜひ検討するべきだと思います。

契約の仕方によって返戻率110%近くを得ることも出来るので、シンプルでわかりやすい教育資金の準備方法としておすすめです!

学資保険メリット2「保険料の払込免除」

学資保険の最大のメリットはこの「保険料払込免除」と呼ばれる保障の部分でしょう。

これは契約者である母子家庭(シングルマザー)の世帯主に万が一の際に、以後の保険料の払込はいりません!という保障内容となっています。

本来であれば保険料は予め設定した払込期間満了まで払う義務があるのですが、保険会社毎の定める万が一の際の状態によって、支払は完全に免除されるのです。

保険料はを払わなくてよくなるだけでなく、契約当初に決めた将来の学資金は全て貰う権利は残るのが最大のポイントです!

学資保険メリット3「生命保険料控除で節約」

3つ目は生命保険料控除による節約効果が見込めること!

他の2つは学資保険の人気となる根幹となる仕組み部分なので当然といえば当然のメリットです。

とはいえ生命保険料控除による節約も侮れません。

学資保険も大別すると生命保険に分類されるので、年末調整や確定申告で生命保険料控除として節税をすることが出来ます。

どれくらいに節税や節約となるかというのは所得に応じて変わるので、何とも言えませんが、月額1万円ほどの学資保険での節税効果は数千円~5千円程度見込めます。

単純に銀行での預貯金と比べると、受取返戻率の増加と生命保険料控除の節税によって大きな差となることは間違いありません!

母子家庭(シングルマザー)の学資保険は負担の少ない保険料で!

学資保険は母子家庭(シングルマザー)の方にとってもメリットある金融商品であることは間違いありません。

しかし、共働きでもなく、ママ一人だけの稼ぎに加え、育児や家事も基本ワンオペとなるのが母子家庭(シングルマザー)。

フルタイムで残業も出来る方や副業も出来ている方の所得に比べると経済的な負担が大きいのも事実です。

一番注意しなければいけないことは、無理なく継続できる保険料にすることが大切です!

FPがおすすめする基本的な考え方は以下となります。

シングルマザーの学資保険
・保険料1万円以下を検討すべき
・児童手当を支払い原資にする

上記2点を守れば、無理なく節約しつつ教育費200万円を自己負担金ゼロで将来貰う学資保険を作ることが出来ます!

子ども1人につき中学卒業まで合計で198万円を貰える児童手当。

これをそのまま預貯金として眠らせておくのはもったいありません!

手をつけないように、児童手当の入金と学資保険の支払専用の口座を作るのもおすすめの方法です。

ソニー生命学資保険の受取200万円での返戻率例

月額保険料 8,916円
受取総額 2,000,000円
保険料支払総額 1,925,856円
返戻率 103.8%

例えば、先程少し紹介したソニー生命の学資保険では、保険料払込期間18歳までのシミュレーションで上記のような数字となります。

保険料総支払総額は192.5万ほどに比べて、受取学資金は200万円。

つまり児童手当198万円から、お釣54144円ほど残ったうえ、さらに学資保険のメリットとして74144円も増える計算となります。

児童手当 198万円
保険料総額 1,925,856円
児童手当との差額 54,144円
受取学資金 200万円
口座に残る教育資金 205万4144円

月額8916円もそこまで大きな金額ではありませんが、そもそも児童手当をそのまま保険料にするような仕組みさえ構築してしまえば、貯蓄が苦手な方でも達成できる自動で増える貯蓄手段が出来てしまうのです!

198万円の児童手当を学資保険加入後、そのまま放置で上記契約例なら205万4144円にもなるというわけです!

しかも毎年生命保険料控除で節約も出来るのも忘れてはいけません。

ファイナンシャルプランナーとして、少額での学資保険を1つ児童手当を活用して準備するのは母子家庭(シングルマザー)の方にこそオススメな手段と言えます。

母子家庭(シングルマザー)の学資保険加入検討時の注意点!

最大の注意点は前述したとおり、経済的な負担とならないような保険料とすることです。

学資保険は途中でやむを得ず解約してしまうと、ほぼ元本割れしてしまう仕組みとなっているので、負担はなるべく小さくおさめましょう。

母子家庭の学資保険の注意点1「医療保障はつけない」

母子家庭(シングルマザー)の方に限らず、子どもが小さい内はお住まいの自治体ごとに差異はあるものの、公的医療制度の助成が充実しているので学資保険に特約として「こども保険」や「医療保障」を検討する必要はありません。

どうしても不安で加入を検討したい場合は、少額で県民共済などがおすすめです!

学資保険を検討する際は、シンプルに返戻率が増える商品を選ぶのがポイントとなります。

特約をつけた時点で元本割れをしますので…

母子家庭の学資保険の注意点2「契約は早めがおすすめ」

学資保険の商品の仕組みとして、契約者は親、被保険者は子どもという形態をとり、両者とも年齢が若ければ若いほど、保険料が安価に抑えることが出来ます。

保険料が安くなるということは、受取る学資金に対しての必要保険料が少なくなることを意味するので、結果的に返戻率が高くなります。

経済的余裕があるのであれば、出来るだけ早い時期から児童手当を活用するなど、少額での学資保険を始めるのが良いでしょう!

母子家庭の学資保険の注意点3「親権者の人間関係」

学資保険加入中に唯一の親である契約者が亡くなってしまった時のことを想定すると注意が必要となります。

保険料払込免除となるのは特に問題ないのですが、将来の学資金受取の際に「親権者の同意」が子どもがまだ未成年であると必要となってきます。

この場合の親権者は、亡くなった母親の両親や兄弟などが子どもを要しにするか、後見人となることで親権者となります。

元夫という選択肢もあるかもしれませんね。

学資保険に限らず、死亡保険金の受け取りなどは上記のルールが必要となるので、自身の万が一の際はだれが親権者や後見人になってくれるのか慎重に考えておくことが大切と言えます。

頼れる親族がいない場合は、学資保険の検討を慎重にすすめなくてはいけません。

学資保険に母子家庭(シングルマザー)は入るべきか?まとめ

いかがだったでしょうか?

ファイナンシャルプランナーとしての結論は無理のない保険料であれば母子家庭(シングルマザー)の方が学資保険に入るべきメリットは充分にあると言えます。

児童手当198万円の口座間自動保険料支払いの仕組みを作ってしまえば、あとは忘れていてもOKな学資保険がおすすめです。

児童手当は将来の教育資金用と捉えたら、児童扶養手当などは生活費や流動性の高い現金や預貯金として貯めていくのが良いでしょう!

経済的に厳しく、児童手当の金額も毎月使わないといけないような状況であれば学資保険のことは一旦忘れ、体制を整えるのが第一となります。

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