日銀のマイナス金利政策の影響を受け、学資保険を含む貯蓄型保険は大きな商品改定を実施することになりました。
2017年の改定後、学資保険の中には当然のように元本割れする商品や、100%をほんの少し超える程度の返戻率の商品が目立つようになっており、その前の学資保険とはもう違うレベルの保険となってしまったと言っても過言ではありません!
ではどれくらい各生命保険会社の学資保険は変わったのか?
調べようとしても既に公式HP上などでは、改定前の各数字や返戻率を確認することはできないでしょう。
学資保険の保険料の基準となる標準利率が0.25%に引き下げ!
保険料を決めるには、各保険会社ごとに 予定利率、予定事業利費率、予定死亡率の3つの数字によって各社試算されます。
マイナス金利とはそもそもどういうことなのか?からなぜ学資保険を始めとした貯蓄型保険には私たちにとって好ましくない影響となるのか?
この疑問に関しては以下をごらんください。
さてさて、マイナス金利によって予定利率の元となる金融庁が定める「標準利率」が下がったことで、損をしないためにも各生命保険会社は商品の改定を進めなくてはいけません!
それが保険料の値上がりだったり、保障内容の変更だったり、保険商品自体の販売停止といった改定です。
覚えておいて欲しいことは、この標準利率という数字が小さくなればなるほど、学資保険などの貯蓄型保険のお得度も小さくなってしまうという事実です!
ちなみに今回の金融庁による変更の前は標準利率はどのような数字だったか見ていきましょう。
直近から10数年前の標準利率はいくつだったのか?
1990年 | 5.5% |
---|---|
1994年 | 3.75% |
1999年 | 2.0% |
2001年 | 1.5% |
2013年 | 1.0% |
一昔前の学資保険や終身保険と、今の学資保険や終身保険は別物といった意味を正にこの数字が示しています。
保険料を決める大きな数字である標準利率が、1990年の5.5%からどんどん下がっているのがわかります。
2000年代は1.5%をキープしていたのが、2013年のまだまだ記憶に新しい時期に一気に0.5%もの下がりました。
そして今回のマイナス金利政策の発表により、現在はどうなったか?
2016年1月 | 日銀のマイナス金利政策発表 |
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2016年10月 | 標準利率0.25%への引き下げ発表 |
2017年4月 | 各保険会社の貯蓄型保険改定 |
0.25%です。0.25!!
2013年の1%の1/4の数字まで一気に引き下げられたのです。
マイナス金利、標準利率の引き下げで学資保険はどう変化した?
さてさてここまで一気に保険料を決める大きな基準数字である標準利率が下がると、どう学資保険は変わったのか?
既に改定前の学資保険に加入したいと思っても不可能なので、あくまで参考程度に簡単に紹介していきます。
単純比較しやすいように同じ商品、同じプラン、契約者30歳男性、被保険者0歳での試算での返戻率比較です。
変更後返戻率が現在加入できる学資保険の数字です。
生命保険会社・商品名 | 変更前返戻率 | 変更後返戻率 |
ソニー生命学資保険スクエア | 102.7% | 102.7% |
日本生命ニッセイ学資保険 | 107.1% | 102.2% |
明治安田生命つみたて学資 | 112.6% | 102.7% |
JAこども共済 | 108.4% | 100.2% |
フコク生命ジャンプ型 | 110.1% | 101.9% |
かんぽ生命はじめのかんぽ | 103.8% | 94.7% |
アフラック夢見る子供の学資 | 105.2% | 96.2% |
上記はあくまでほんの一例です。
年齢や受け取り方を変えたりすることで数字は変動していきます。
ただ改定前後では、かんぽ生命やアフラックのように100%をきる返戻率となってしまったり、元本割れこそ免れたものの100%よりほんの数%高い程度が現状の学資保険の平均値と考えてよいでしょう。
しかもこれは貯蓄型より言われるシンプルな学資保険での数字。
保障型と呼ばれる学資保険での比較をしたのであれば、目も当てられない数字になります。
学資保険の返戻率は工夫して高める時代に突入!?
親世代の学資保険のと現在の学資保険は全くの別物!!
標準利率1%と0.25%ですら、ここまでの返戻率の差が生まれているので、標準利率5%の時代と比べたら20倍です。
親世代がかんぽ生命の学資保険に謎の信頼感を今尚抱いているのは、当時のめちゃめちゃ高い返戻率の学資保険を知っているからです。
今のかんぽ生命の学資保険は既に増えるどころか、損をする保険になっています…
暗い話となってしまいますが、返戻率が改定により下がったとはいえ、それでは学資保険の魅力や教育費の準備方法としては今でも6割以上の先輩パパママが選択している金融商品です。
- シンプルな貯蓄型学資保険を選ぶ
- できるだけ保険料はまとめて
- パパママ、子供が若いうちに
と、簡単にいえば上記3点を守ることで現在でも110%近い高返戻率の学資保険に加入することもできるのです!
特に大手生命保険会社の学資保険は保険料払込期間を5年払いにするような契約方法を選ぶこともできます。
早い時期からまとまった保険料を預かることができるので運用効果は大きくなる
5年短期の保険料払込時の返戻率
明治安田生命つみたて学資 | 120.9% |
---|---|
日本生命ニッセイ学資保険 | 118.6% |
こんな感じで、改定があったとは思えない高い返戻率にすることも可能です。
既にまとまった教育資金の確保ができていて、自身で投資運用などの予定がないのであれば有効な選択肢でしょう。
さらに保険会社によっては5年短期払いを超える一括払いを受け付けている学資保険商品もあります。
もちろん高い返戻率を実現できる契約方法ですので、様々な教育資金の準備方法と一緒に検討したいところですね。
改定後も高い返戻率を維持しているソニー生命学資スクエア
とはいえ、学資保険を検討していパパママの多くにとって5年短期払いや保険料の一括払込による契約方法をはあまりオススメしません!
それは学資保険の保険料負担は家計にとって小さい額にするのがベストだからです。
もちろん、既に潤沢な資産があるようなパパママは別です。
これから教育資金を作ろうと考えているパパママ。
児童手当を原資に学資保険を契約しようとしているパパママ。
貯蓄に苦手意識を持っているパパママ。
今あげたパパママに少しでも当てはまると思ったら、学資保険は必要で、かつあまり大きな保険料にしないのが良いでしょう。
保険料負担を小さく家計に優しい金額で無理なく、継続できる「高い返戻率を実現できる学資保険」は、現状ではソニー生命学資保険スクエアでしょう。
先ほどの返戻率の2017年前後の比較を見てわかるように、
生命保険会社・商品名 | 変更前返戻率 | 変更後返戻率 |
ソニー生命学資保険スクエア | 102.7% | 102.7% |
日本生命ニッセイ学資保険 | 107.1% | 102.2% |
明治安田生命つみたて学資 | 112.6% | 102.7% |
JAこども共済 | 108.4% | 100.2% |
フコク生命ジャンプ型 | 110.1% | 101.9% |
かんぽ生命はじめのかんぽ | 103.8% | 94.7% |
アフラック夢見る子供の学資 | 105.2% | 96.2% |
ソニー生命の学資保険スクエアは、現状を維持しているといえます。
しかもこれは返戻率が低くなってしまう18歳満期のプランでの数字。
一番人気のプランであれば、保険料を1万円以下でも無理なく105%を超える返戻率は可能です。
学資保険は現在であればソニー生命の学資保険スクエア一択です。
ソニー生命のライフプランナーによる無料相談は業界でも屈指の丁寧なコンサルティングなので、他社商品の質問などをはじめ何でも解決してくれるでしょう。
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