学資保険は名前のとおり、保険商品なので大きな保障がついています。
それが契約者の万が一の際に以後の保険料の払込免除するといった保障などですが、このような保障があるからこそ、契約をした瞬間から途中解約をしない限り、パパママは将来受取る学資金を確保されます。
ただ、保障がある以上、保険会社としては誰でも簡単に加入OK!というわけにはいきません。
学資保険の加入には契約者であるパパママや被保険者となる子どもの健康状態が鍵を握っています。
今回はファイナンシャルプランナーが学資保険の加入時の告知や審査に落ちてしまった際の代替商品などを紹介していきます。
学資保険の加入時には告知での健康状態の申告義務がある!
加入時の告知。
これは保障がある保険商品への加入なので避けて通ることは出来ません!
保険会社も営利企業なので、損をしないようにしっかりと加入可能かどうか審査します。
例えば重病で余命数ヶ月と医師に言われている集中治療室にて入院中の方を、学資保険に加入させてしまったしたら。
その方が数か月後に残念ながら亡くなってしまったので、以後の保険料の払込を免除させていただき、将来の学資金を受け取る権利も残ります!
保険料は数か月分しか払ってしないのに…
と、なるわけがないのです。
生命保険会社によって告知審査の内容や申告書の中身は違いますが、学資保険をはじめとした終身保険や個人年金保険などの貯蓄性の高い保険商品は告知が必須で、金額などのよっては健康診断書のコピーは必要だったり、保険会社の指定する病院での健診が必要なこともあいます。
そういう意味では学資保険の審査は告知書という書面だけなので、一番審査が緩く、加入しやすい保険と言えます。
学資保険の加入を断られる可能性の高いケースとは!?
これは簡単で、まず健康であればまったく問題はないです。
注意が必要なのは、持病を持っている時や、契約者や被保険者となる子どもが現在治療中であったり、過去に治療歴などがあると、断られる可能性があると言えるでしょう。
とはいっても既に完治しており、それを証明できる書面などがあれば、加入に心配はありません。
また、病歴がなくとも健康診断などで身体の以上を指摘されている方は、断られることもあるのが注意!
ここで大切なことは、告知書に虚偽の内容は絶対に記載しないこと!
告知書に虚偽の内容を書くことを「告知義務違反」と言い、保険に加入する意味がまったくなくなります。
学資保険の加入時の告知義務違反は絶対にしてはいけません!
告知義務違反をすることでその場での学資保険の契約は無事審査は通過をし、無事保険契約は開始されることでしょう。
ただその学資保険契約に意味はまったくないと断言できます。
なぜなら告知義務違反で加入した学資保険契約は、解約返戻金が払われず一方的に保険会社側から解約をされたり、万が一の際の保障が受けられない事になります。
せっかく学資保険に嘘までついて加入して、月々の保険料を払っていたのに、それが全て無駄になる可能性を秘めているわけです。
何よりそんな後ろめたい気持ちで貯める教育費用にどんな想いや価値があるのでしょうか!?
学資保険の審査はそこまで厳しくありませんので、正直にありのままを記載し、絶対に告知義務違反はやめましょう!
学資保険の審査に落ちて入れなかった時の選択肢!
とはいえ、学資保険なので保険という以上は告知で断られるパパママもいます。
でも学資保険に加入できないと言って悲観することは一切なく、他の選択肢は沢山あるので安心してOKです。
ここでは学資保険に加入できなかった時の様々な選択肢を紹介していきます。
保障のない学資保険の加入を検討する
学資保険の中には「保険料の払込免除」の保障がついていないプランを販売している生命保険会社もあります。
この学資保険であれば、万が一の保障などはなく当然本来の魅力は薄れるものの、増える学資保険に加入しつつ、生命保険料控除なども毎年活用することも可能です。
夫婦別の親や祖父母を契約者に学資保険を申し込む
これも比較的簡単にできる選択肢と言えます。
特に共働きであれば、迷わずパートナー名義の契約で再度学資保険の審査に申込ましょう!
女性であれば、男性よりも保険料が安くなり、結果的に返戻率が高くなるなどの恩恵もあります。
逆に祖父母を契約者にすることも年齢条件範囲内であれば可能ですが、やはり保険料は高くなってしまい、返戻率は下がってしまうのでしっかりと試算が必要となるでしょう。
こどもの健康状態で断られた場合は別の金融商品に!
契約者となるパパママの健康状態ではなく、学資保険の被保険者となる子どもの健康状態や持病で断られてしまったケースであれば、学資保険に拘らず、別の代替となる金融商品を探すのがおすすめです!
低解約返戻型終身保険
外貨建て保険
個人年金保険
ジュニアNISA
つみたてNISA
などなど、保険であれば親の死亡保障の一部をカバーしつつ、学資保険以上の返戻率を得ることも難しくありません。
少し教育費用の準備手段としては、確実性がないので真っ先におすすめ出来ないですが、NISAなどの選択肢もあります。
学資保険に入れない!?健康状態などで加入できない時は!?まとめ
学資保険に加入できない場合の選択肢なども多くあるので、悲観する必要はまったくありません!
それに持病や健康状態に自信がなかったとしても、いざ告知をしてみたらあっさり契約出来たという話も良く伺います。
まずは自身の健康状態や生活習慣を顧みる良いタイミングとし、家族の今後のライフプランシミュレーションをしつつ、教育費用の準備手段を学資保険だけじゃなく検討してみると良いでしょう!
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