学資保険は昔から子どもが出来たパパママに大人気の金融商品です。
昔と比べると返戻率は下がり、中には元本割れしてしまう学資保険もありますが、トップクラスの学資保険はまだまだ魅力的な金融商品と言えるでしょう。
今回はそんな学資保険を大きく「貯蓄型」と「保障型」の2種類にわけ、一覧表としてまとめてみました。
現在学資保険を検討しているパパママにわかりやすいように、商品毎にファイナンシャルプランナーとしてポイントも記載しています。
現在新規で契約できる学資保険の商品一覧表
学資保険にはシンプルな仕組みで高い貯蓄性を持つ「貯蓄型」と、養育年金や医療保障などの保障部分が手厚い「保障型」にわけることが出来ます。
ファイナンシャルプランナーとしては「貯蓄型」の学資保険をおすすめしていますが、保障型も中には魅力的な商品もあります。
まずはぱっとどんな保険会社が販売しているのか確認してみてください!
商品名をクリックすると該当商品の徹底解説記事に移動します。
2021年「貯蓄型」の学資保険商品一覧
ソニー生命 | 学資保険スクエア |
---|---|
日本生命 | ニッセイ学資保険 |
フコク生命 | みらいのつばさ「ステップ」「ジャンプ」 |
明治安田生命 | つみたて学資 |
JAこども共済 | 学資応援隊 |
第一生命 | Mickey(ミッキー) |
アフラック | 夢みるこどもの学資保険 |
みどり生命 | みどりのこども保険 |
※みどり生命の「みどりのこども保険」は現在新規契約を終了
2021年「保障型」の学資保険商品一覧
かんぽ生命 | はじめのかんぽ |
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全労災 | キッズ満期金付きプラン |
住友生命 | こどもすくすく保険 |
FWD富士生命 | こども保険 |
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 | こども保険LinkX |
東京海上日動あんしん生命 | こども保険 |
JAこども共済 | にじ・えがお |
太陽生命 | わくわくぽっけ |
第一生命 | こども応援団 |
三井住友海上あいおい生命 | &LIFEこども保険 |
FPが分析!「貯蓄型」の学資保険の各社のポイント!
ここからは簡単に各保険会社の商品毎にポイントを紹介していきます。各社詳しい内容はリンク先の記事を読んでください。
ソニー生命の「学資保険スクエア」
・契約数147万件以上の実績
・マザーズセレクション大賞受賞
・非常に高いレベルのライフプランニング
・米ドル建てなら130%の返戻率も狙える
などなど、メリットをあげると切りがない商品となっています。
一番のメリットは、学資保険の相談をする際に業界トップクラスのライフプランニングも無料で受けることができることでしょう。
学資保険を検討しているパパママはまずソニー生命の学資保険からで間違いありません。
日本生命の「ニッセイ学資保険」
国内最大手保険会社の学資保険は当然侮れない!
・契約数30万件以上
・大手生保の圧倒的安心感
・マザーズセレクション大賞受賞
・学資金は5回にわけて貰える
・付帯サービスがキッズデザイン賞受賞
学資金受取総額を300万円以上にすることでさらに返戻率をあげることが出来たり、昔のニッセイ学資保険からリニューアルして返戻率重視のシンプルな仕組みになっています。
フコク生命の「みらいのつばさ」
ハローキティがイメージキャラクターとなっているフコク生命は兄弟姉妹で加入するなら要チェックの学資保険!
・高返戻はジャンプ型
・兄弟割引は業界オリジナル
・満期22歳に手厚い受取割合
兄弟姉妹で加入することで保険料が割引されるの独自の制度で人気な学資保険となっており、保険料が割引されることで実質返戻率もより高く狙うことが可能です。
明治安田生命の「つみたて学資」
明治安田生命は一括払いをすることが出来れば返戻率は109%を狙うことも可能となっています。
・大学生活に特化した仕組み
・18歳から合計4回受取る
・契約可能年齢は広い
明治安田生命の学資保険は、まとまった余剰資金が既にあるパパママであればオススメな商品で、最高返戻率は保険料の一括払いに加え、学資金受取総額を280万円以上に設定することで可能となっています。
JAこども共済の「学資応援隊」
JAこども共済は貯蓄型の「学資応援隊」と保障型の「にじ」「えがお」から選ぶことが出来ます。
・大学、高校、中学プランから選ぶ
・共済ならでは割戻金もあり
・年払いが高返戻率の必須条件
貯蓄型で高返戻率を狙える学資応援隊はJAこども共済でも一番人気のプラン。
大学プランを年払いにすることで業界トップクラスの返戻率も狙えます。
第一生命の「Mickey(ミッキー)」
第一生命も厳密には、こども応援団、MickeyB型、MickeyC型の3種類から基本となるプランを選ぶことが出来ます。
こども応援団は保障型で、MickeyB型C型は貯蓄型となります。
・5年間の短期払いも可能
・B型は契約者死亡で払込免除
・C型は保険料払込免除はなし
第一生命の主力は保障型の「こども応援団」となっており、正直Mickey(ミッキー)はB型C型の違いは保障の範囲だけで、返戻率もそこまで変わりません。
また貯蓄型としては他社に見劣りします。あえて貯蓄型のMickeyを選択する理由はないでしょう。
アフラックの「夢みるこどもの学資保険」
一昔前はバリバリに売れていたアフラックの学資保険。改定を経て今では元本割れする商品になってしまいました。
・10年払込でも損をする
・保険料払込免除は特則扱い
・途中での名義変更は出来ない
・クレジットカード払いは可能
10年の短期払いでも元本割れしてしまう貯蓄型学資保険なので、現在魅力は皆無と言ってよいでしょう。
しかも離婚時の財産分与で名義変更の必要だとしても出来ない仕組みなのも大きなデメリットと言えます。
ここまでが貯蓄型の学資保険。続いて保障型となります。
FPが分析!「保障型」の学資保険の各社のポイント!
続いて保障型の学資保険のポイントを簡潔に紹介していきます。
基本的には現在の学資保険を検討する際は、保障型ではなくシンプルな貯蓄型の中から選ぶのがおすすめです。
保障が必要であれば、別で用意するほうが実は安く保障を買えます….
かんぽ生命の「はじめのかんぽ」
保障型の1つ目はかんぽ生命の「はじめのかんぽ」
一昔前は学資保険といえば、かんぽ生命と言えるくらい高い返戻率でしたが今では元本割れの代表のような扱いとなっています。
・郵便局という安心感
・CMなどで知名度は抜群
・3つのコースから選べる
・医療保障を付加できる
と、医療保障をつけることで保障型の学資保険にできますが、付加しない状態でも元本割れしてしまいます。
唯一のメリットは販売元が郵便局窓口という身近さでしょう。
全労災の「キッズ満期金付きプラン」
全労災の学資商品の正式名称は、「子どもの総合保障キッズ満期金付きプラン」と言い、名称通り、保障部分が主たる契約となっています。
学資商品だけの単体契約は出来ないので、保障部分である月額900円の部分をどう捉えるかがポイントです。
保障がある分、残念ながら学資商品は元本割れしてしまいます。
・保障内容は充実している
・3つのコースから選べる
・払込期間と満期は同じ
・払込免除はなし
保険会社の学資保険と違い、契約者の万が一の際の払込免除特則はなく、満期金と同額の死亡保障というのも大きな違いなので要注意!
住友生命の「こどもすくすく保険」
住友生命は業界3位の大手生命保険として知らない方は少ないでしょう。
ただ、学資保険の商品としての魅力はそこまでありません…
・満期は18歳か22歳の2択
・医療保障を付加できる
・大学生活に手厚い仕組み
可もなく不可もなしといった保障型の学資保険という印象が強いです。よく言えばバランスの取れた商品とも言えます。
FWD富士生命の「こども保険」
旧AIG富士生命からFWDグループとなった富士生命。
医療保障ではなく契約者や被保険者の万が一の際の保障が非常に手厚い仕組みとなっています。
・保障型なので普通に元本割れ
・契約者貸付や保険料貸付制度あり
・クレジットカード払い可能
貯蓄型の返戻率と比べると大きな差となるのは保障の手厚さによります。
保険料の免除は当然のこと、養育年金や災害死亡など非常に手厚くなっています。
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「こども保険LinkX」
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の学資保険は通信販売と対面販売によって仕組みが異なっており、違いは手厚い保障の有無となります。
・お見舞金も貰える
・保障型なので普通に元本割れ
・パパママどちらかしか契約付加
学資保険単体では魅力はなく、保障と貯蓄合わせて考える学資保険というバランス型の商品です。
JAこども共済の「にじ」「えがお」
先程紹介したJAこども共済は貯蓄型の「学資応援隊」でしたが、保障型は「にじ」「えがお」を選ぶことが出来ます。
・「えがお」は保障重視型商品
・「にじ」「えがお」は元本割れする
・共済ならでは割戻金もあり
・年払いが高返戻率の必須条件
保障型である「にじ」や「えがお」は、契約条件によりもちろん変動しますが、年払いにしても返戻率は高くて80~95%程となり、学資保険としては検討する必要は余りないと言えます。
JAこども共済は主力商品である「学資応援隊」一択でしょう!
太陽生命の「わくわくぽっけ」
太陽生命の学資保険は保障をつける前の状態でも元本割れ必至の商品です。
・契約者が20歳でも元本割れする
・払込期間は15歳まで
・共済ならでは割戻金もあり
・受取時期に応じてⅠ型とⅡ型を選択
・様々な特約で保障をつけられる
保障をつける前の商品の仕組みで元本割れしてしまうので、そこに敢えて保障をつけることはないというのが正直なところ。
第一生命の「こども応援団」
JAこども共済は「こども応援隊」で、第一生命は「こども応援団」とネーミングもややこしいですね。
MickeyB型C型は貯蓄型でしたが、このこども応援団は保障型の学資保険となります。
・5年間の短期払いも可能
・保険料払込免除となる範囲が非常に広い
第一生命の主力は保障型の「こども応援団」となっており、特筆すべきは契約者の万が一に保険料払込を免除とする条件範囲が他社と比較して非常に広いことでしょう。
契約者の死亡だけでなく6つのリスク状態と広範囲なのが魅力の保障型学資保険です。
三井住友海上あいおい生命の「&LIFEこども保険」
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の学資保険と同じように、養育年金や医療保障と学資保険の貯蓄部分を合わせてバランス型と見るべき商品。
・手厚い医療保障
・養育年金の有無は選択可能
・学資金は合計4回受取る
&LIFEこども保険は、「学資保険+医療保障+死亡保障』というトータルバランスの良い学資保険と言えます。
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